実家に行くと、巣立ったなと感じる。
実家は、とても、とても、ものが多い。
納戸にぎっしりと生活用品。
収納もたくさんあるのだけれど、床にものが置いてある。(なのに、遊びに行くとホコリがなくてすごい!どうやって掃除機をかけているのか???)
冷蔵庫を開けると、隙間なくぎっしりといろんなものが入っている。賞味期限切れのドレッシングや調味料。ダイニングテーブルにも使いかけの要冷蔵のドレッシングなど。残りのおかず、食材も。でもほぼ毎日買い物へ行くみたい。
カップラーメンもなんかたくさんある。スーパーのカゴみたいなのに、これまたぎっしりと入っていて、一番下は見えない。
廊下にもいろいろ置いてあるし、部屋の四隅にも置いてあるし、机の上にも置いてある。何かが。
地震が来ても一ヶ月くらいは食料に困らなそう。本もたくさんあるので暇もつぶせそう。
父は戦後産まれなので、「ない」のが嫌なんだそう。そういうのはなかなか変えられないよね。
そんな家で育ったせいか、自分も所持品が多い。一人暮らしの引っ越しのときに、引っ越し業者さんに「結構ものが多かったですね。」と言われた。用意してくれたダンボールがたりなかった。
現在の自分の家は、物が減らせているなと実感する。まだまだ減らせそうだけど、ずいぶん、捨てられるようになった。快適にくらしている。
実家へ行くと、自分は巣立ったんだなあと。自分の巣じゃない。なごりはあるけど。
そして、もと自分の部屋からいろいろ引き上げたい。ずっと物を置いていて申し訳ない。
これが終わったらもっと、心がスッキリしそう。